宮崎大学戦
今年度初の公式戦となった九州学生アメリカンフットボール選手権初戦の相手は宮崎大学。この試合、最初にチームに勢いをもたらしたのはディフェンスだ。DB#2長嶋が宮崎大学のロングパスをカットすると、次のプレーでDL#99内藤の素早いブロックにより、宮崎大学はロスとなる。さらに、DB#1篠崎が宮崎大学のパントを敵陣26ヤードまでリターン。その後のオフェンスはゴール前1ヤードまでボールを進め、RB#3福田のTDで先制点を取り、7-0で1Qが終了となる。
続く2Q、またしてもRB#1篠崎が圧倒的なスピードで、自陣45ヤード地点からTD。PATではK#87幸地の正確なキックで14-0と点差を広げる。次の攻撃では、4月に入部したばかりである1回生WR#18池田がフィールドに入る。惜しくもパスは失敗したが、しっかり存在感をみせた。攻撃権が変わると、ディフェンスがさらなる活躍みせる。宮崎大学のパントを阻止し、こぼれたボールをLB#6平田がゴール前2ヤードまで運んだ。続くオフェンスがこれを確実にTD。さらに、その後のディフェンスでDB#27出口がインターセプト。宮崎大学に攻撃権を与えないプレーが続く。
次の攻撃ではQBが#16伊藤から#12谷川に変わる。谷川の初の公式戦出場であり、なかなかパスが通らず、3downまで追い込まれたが、WR#81林廣守へのパスが成功し15ヤードを獲得する。これに続くようにRB#24林優希が15ヤード近くボールを進めゴールに大きく近づく。ゴールまで残り10ヤード、QB#12谷川からWR#80田中へのパスでTD。27-0で前半は終了する。
リードして迎えた後半、ここで試合の流れが宮崎大学に傾く。ディフェンスが宮崎大学にロングランを許し、自陣44ヤード地点まで攻め込まれてしまう。この流れを断ち切るようにDL#51菅の素早い判断でQBサック。相手に10ヤード近くのロスを与えた。続くオフェンス、RB#29伊藤のランで10ヤード、QB#12谷川からTE#5百田へのパスで25ヤードと立て続けにボールを進めた。しかし、ギャンブルに失敗し得点には結びつけることができず、3Qは思うようにプレーすることができなかった。
その流れは4Qでも消えることはなかった。QB#12谷川のパスが宮崎大学のDBにインターセプトされ、その後TDを奪われる。しかしその直後のKRでR#1篠崎がブロックを見事にかわし、そのままTDを奪い返した。その後のPATでは、4月に入部した1回生K#39清田が綺麗なキックでチームに貢献。その後、お互い譲らないプレーが続き34-6で試合が終了した。
春リーグ初戦は得点こそ許したものの、勝利をおさめ、下級生の活躍も見られた。今後も多くの下級生の活躍に注目していただきたい。