九州大学戦
満を持して迎えた九州リーグ最終戦、九州大学との試合は西南のキックで幕を開けた。開始早々、西南ディフェンスは九大の特殊体型から繰り出されるプレイに苦しめられ、ゴール前残り3ydまで攻められる。しかし、ここから4downへ持ち込み、ギャンブルを選択した九大のランをDB#2長嶋のタックルで阻止、見事ゴールを守りきった。続く攻撃はRB#1篠崎のランやWR#7楠田へのパスでドライブするも得点には繋がらず0-0で1Qを終える。第2Q、西南ディフェンスは再び九大の特殊体型に苦しめられ、FGで先制点を奪われてしまう。ここで西南オフェンスがついに、本領発揮。立て続けにフレッシュを獲得すると、QB#16伊藤が、30ydほど一気に走りゴールまで残り11ydのところに攻め上がる。4downへ追いつめられるものの、ギャンブルを選択。ここをQB#16伊藤が冷静にTD。ギャンブルを制して7-3で前半を終えた。
第3QはRB#1篠崎とRB#32馬場の走りが光る。スピードが武器の篠崎は、パスを受け取ると敵を寄せ付けることなく40ydほど独走。パワフルなプレースタイルが持ち味の馬場も、20ydほど稼ぐ好プレーを見せゴール前まで迫る。最後は篠崎のランでTD。PATもK#9田中が安定したキックを魅せつけた。
最終第4Q、下級生を起用し始めた西南ディフェンスは、2年LB#43宇都のパスカットなど粘りを見せるも九大にFGを許してしまう。
しかし、試合終了間際、会場がこの日1番の盛り上がりをみせた。九大オフェンスのパスを1年DB#39清田がインターセプト。さらに40ydほどリターンするというビッグプレーを見せ、1年生の活躍を最後に14-6で試合終了。
全戦全勝で、前人未踏の九州6連覇を達成した絶対王者グリーンドルフィンズ。打倒関西という目標実現のため、この九州リーグで得た自信を胸にさらに邁進していきたい。
編集
アナライジングスタッフ 野見山 泰誓、河納 彩乃